夏みかんは、例年5月上旬〜中旬頃に白い小さな花を咲かせます。萩のまちにはあちこちに夏みかんの木があるので、花が咲く時期には、まちじゅうが夏みかんの花の甘い香りに包まれます。
萩城下町の夏みかんの花のかおりは、環境省選定「かおり風景100選」（平成13年11月認定）に山口県で唯一選ばれています。

明治維新後、禄を失った士族たちを救うために夏みかんの栽培が始まりました。武家屋敷を囲む高い土塀などが、夏みかんの実を風から守り、栽培に適していたそうです。城下町や武家屋敷エリアには、今でもたくさんの夏みかんの木があり、ふわっと漂う花の香りを楽しむことができます。

「萩・夏みかんまつり」は、萩の特産品である夏みかんづくしのイベント。
会場であるかんきつ公園には、夏みかん約１００本をはじめとする柑橘類１０種約３８０本が植えられています。

◆夏みかんまつり◆
・日時：2016年5月14日（土）〜15日（日）10：00〜16：00
・場所：かんきつ公園、旧田中別邸（萩市平安古町）
・連絡先：萩市観光課　電話0838-25-3139