宿番号:319846
宵待ちの宿 萩一輪のお知らせ・ブログ
露天風呂付「つばき」「おみなえし」から見える指月山
更新 : 2018/10/25 23:08
■指月山■
阿武川デルタの北西端に突き出た標高143mの指月山。“天然の要塞”と呼ばれるこの山には萩城の詰丸が築かれ、城内と海を監視していました。山麓には、萩城の鎮護のための寺社などが置かれていましたが、明治維新後すべて廃寺社となりました。城内林として保護されてきたため、樹齢600年を超えるとされる巨樹も多く、また温暖帯照葉樹林として日本でもまれにみる成熟した森林であることから、国の天然記念物に指定されています。
ここは、江戸時代に周防国(すおうのくに)と長門国(ながとのくに) を治めた毛利氏の城があったところです。周防国と長門国は明治時代に山口県になりました。今の山口県の県庁所在地は、山口市ですが江戸時代に周防国と長門国の中心地だったのは萩なのです。
城の建物は、1840年(明治七年)に取り壊されましたが、現在、萩城の跡は国史跡に指定されていて、「指月公園」と呼ばれています。
萩城は、今からちょうど400年前の1604年(慶長九年)に 毛利輝元てるもとによって築かれました。
城づくりと同時に町づくりも進められ、萩が防長両国の城下町として栄える一歩をふみ出したのです。今でも市内には、当時の武家屋敷や町家が残っており、城下町のおもかげをよく伝えています。
関連する周辺観光情報