宿番号:320213
気兼ねなく、心地よく、あわら温泉 ホテル八木のお知らせ・ブログ
いただきました!お福分け♪日本酒の味の要の仕込み水
更新 : 2010/8/15 19:29
今日はまたまた、珍しいお福分けを頂戴したのでご紹介いたします♪
皆さまは、日本酒の仕込み水ってご存知ですか??
仕込み水とは、日本酒をつくる上で欠かせない酒母や醪(もろみ)の仕込み時に使用する酒造用水のことです。
日本酒の味を左右するのがお米とお水です。
しかし、現在、お米は日本全国どこからでも取り寄せることが可能になっており、地酒の個性にはあまり反映されないというのが実情です。
そのため、日本酒の8割以上を占めるもうひとつの重要な成分である“水”が、地酒においては重要になってきます。
なお、水には硬水と軟水があり、土にしみ込んで硬水になる度合いを硬度といいます。
リンやカリウムの多い硬水で仕込むと辛口の酒に、軟水で仕込むと甘口の酒になりやすく、有名な仕込み水として灘の「宮水」(硬水)、伏見の「伏水」(軟水)などがあります。
では、当地・福井のお水は??
福井県のお水は、白山水系のお水が多く、ミネラル分の少ないサラリとした軟水です。
そのため、そのお水で仕込まれたお酒は、なめらかで優しくて繊細な甘みを持つ、そうまるで「女性」のようなお酒になります。
ですので、福井の地酒の特徴を一言で言うなら「淡麗旨口(たんれいうまくち)」。
軽やかでスッキリあっさりの「淡麗辛口(たんれいからくち)」と、しっかりとコクがあり骨太で飲み応えのある「濃醇旨口(のうじゅんうまくち)」という2つの個性をミックスした、そんな味わいです。
福井は言わずもがな新鮮な魚介類の宝庫であり、また土地柄として、歴史的に京料理の流れを受けたほんのり甘みと旨みのある出汁をきかせた繊細な味付けの料理が多いという特徴があります。
したがって、そんなお料理には上品な旨みをもつ「淡麗旨口」の味わいの地酒がピッタリなわけです♪
早速、頂戴した白岳仙の仕込水を料理長に渡したら、「このお水は、出汁の旨みを引き出すにはもってこい!!椀物にぜひ使いたい。」と大喜び♪
水は日本酒の要ですが、人間の身体もそのほとんどが水分ですから、当然我々にもとっても重要なんだなぁと実感した夏のある日でした。
※追伸※
日本酒を嗜むときは、一緒に和らぎ水をお飲みください。
合間に水を飲めば、気分スッキリ、深酔いしません!
これ、ほんとなんです。
本当は和らぎ水も仕込み水だとより気が利きますよねぇ♪
■わか
関連する周辺観光情報