宿番号:320246
北こぶし知床 ホテル&リゾートのお知らせ・ブログ
「この背中は!?」
更新 : 2009/8/7 20:33
いい背中です。背骨のゴツゴツ感がたまりません。
この背中を目的に、羅臼沖のホエールウォッチングに参加してきました。
宿泊とのパックプランでもお世話になる「知床ネイチャークルーズ」の、クジラ・イルカ・バードウォッチングコース(約2時間半)。
低い雲が広がるなか、9時少し前に出航、30分もするとイシイルカが船を迎えてくれます。
イシイルカの軽快な泳ぎを眺めている頃には、光が差し青空が広がりはじめました。国後島の島影や知床半島の姿をずいぶんはっきりと見えるようになりました。
そして出航から約1時間後、船室の無線やスタッフ間のやりとりが慌しくなり、指示される方向に目を凝らすと、発見しました。
目的のマッコウクジラです!
静かに近寄ると、船から10数メートルの距離まで近づきます。時折あげる噴気が、迫力と水面下の隠された大きな身体の存在感を存分に伝えます。
ウトロ温泉から知床峠を挟んだ知床半島東側、羅臼の海「根室海峡」は水深1,700メートルにも達します。そこにこの季節、オスのマッコウクジラが回遊に訪れます。
噴気=息継ぎを終えると、垂直にダイブ。深海へと潜ってゆきます。
マッコウクジラが潜行したあとには、水中で尾びれが蹴った水紋がおおきな輪となり海面に残されました。
発見からダイブまで5分弱。なかなかの興奮です。
いったん潜行すると30分ほどは水面に上がってこないので、スタッフは他のクジラの噴気を探しあたりを見渡します。乗船客はややしばらくクジラ待ちです。
今回は幸運にも2回マッコウクジラに遭遇し噴気からダイブを目撃することができました。
11時近く、青空が広がり気温が上がるなか、潮風を心地よく感じながら羅臼港へと戻りました。
イルカやクジラの他、羅臼沖にはフルマカモメやミズナギドリ、ウミスズメなど鳥好きにはたまらない海鳥が多く見らるそうです。
港への往復時や「クジラ待ち」のあいだ、スタッフによるクジラ類や鳥類の解説などで乗船客も飽きることがありません。お子様にもわかりやすく説明してくれますので夏の自由研究にぜひどうぞ。
春はシャチ。夏から秋はマッコウクジラと季節により遭遇できる動物が変わるそうです。
是非皆さまも羅臼沖のホエールウォッチご参加ください。オススメです。