伝説の霊果〜むべ〜
更新 : 2021/10/17 22:55
皆さま、こんにちは(^^)/フロントの小川です。
本日は当館の敷地内にございます「むべ」という植物のご紹介をさせていただきます。
むべは別名「トキワアケビ」とも呼ばれ、アケビ科に属しますが、本質的にアケビとは性質が違います。
ムベは常緑性ですが、アケビは秋から冬にかけて葉を落としてしまいます。
ムベには「愛嬌」という花言葉がついております。
アケビの果実は熟すと裂け、その様子はまるで口を開けて笑ったようです。
それに対してムベの果実は熟しても裂けません。
口を閉じて、可愛らしく笑ったように見えることから、この花言葉がついています。
花期は5月です。お花はひっそりと下向きで花弁はくるんと外向きに跳ねるのも特徴となっております。
ムベの実は、不老長寿の実として800年頃から栽培され宮中に献上されてきました。
天智天皇が老夫婦に出会い、長寿の秘訣を伺ったところ、この実を差し出され「むべなるかな(もっともであるな)」と呟かれたと言われています。
当館にお越しの際は、立体駐車場の入口近くを散策していただくと、ほんのり赤く実を実らせておりますので是非ご覧くださいませ。
花言葉に合わせまして、お客様を可愛らしく微笑みお出迎えしているかと思います♪