宿・ホテル予約 > 神奈川県 > 湯河原・真鶴・小田原 > 湯河原・真鶴 > 山翠楼SANSUIROUのブログ詳細

宿番号:320516

【温泉評価4.5】展望露天サウナから箱根外輪山をお楽しみ下さい。

ハイクラス

湯河原温泉
◆電車◆でJR湯河原駅より路線バス約20分。◆車◆で西湘バイバス石橋より真鶴道路経由で約35分。

山翠楼SANSUIROUのお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

  • 年末に富士山のお話をひとつ

    更新 : 2011/12/26 15:56

    奥湯河原も冬を迎え、ますます温泉が気持ちのよい季節となりました。
    奥湯河原から車で20〜30分ほどで箱根に到着し富士山をご覧いただけますが今は富士山も真っ白な姿に衣装を替え、日本の象徴らしい姿を見られるようになりました。

    せっかくなので、年末に富士山のお話をひとつ。

    日本一の富士山は、古来から「霊峰」と呼ばれる信仰の山。
    神道、また密教や道教の流れをくむ修験者により信仰が広められ、
    山頂に至るまでいくつもの霊場が開かれてきました。

    また、富士山の白くそびえ立つ雄姿を見ると、江戸時代の人々がなぜ
    富士を崇めたか、分かるような気持ちがいたします。
    当時の江戸の人々は、朝起きるとまず富士さんの方角に向かって一礼し、
    拝んでから一日の行事を始めていたそうです。すべての人達が、という訳では
    ありませんが、戦国時代に始まった富士信仰は江戸時代に大ブームを起こし、多くの人々に親しまれていました。

    富士信仰の由来のひとつに、戦国時代(15〜16世紀)に開祖・長谷川角行が
    山中で修行を重ね崇敬を集め、 江戸時代以降一般に広まりました。
    藤原鎌足の子孫であったという修験道の長谷川角行(かくぎょう)は、
    全国各地の山々で厳しい修行を積み、当時江戸で疫病が万延した際に
    万民の救済を祈願したお札を配し、数万人もの命を救済したと伝えられています。

    雄大な大自然を前にすると、人間がいかに小さい生き物かと感じずにはいられません。
    人間の力がごく限られたものと感じれば、自然と謙虚になってまいります。
    便利な世の中になればなる程、厳しい自然と接する機会もなくなり、
    感謝の念も薄れてしまいがちですが、この一年はひしひしと「生かされている」
    という思いに浸らざるを得ませんでした。

    まもなく今年一年も終わり、新しい年を迎えようとしています。
    皆様が変わらず健康であること、幸多き事を祈りつつ、年末のご挨拶とさせていただきます。皆様よい年をお過ごしになりますように。

宿泊のご予約はこちらから

料金・宿泊プラン一覧

お電話でご予約される場合は、宿泊プランをお選びください。