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    海に咲く白い花“ウミショウブ”

    更新 : 2011/7/4 12:42

    今日は毎年この時期に島の沿岸部の浅瀬で起こる、
    不思議な現象についてお話したいと思います。

    それはウミショウブという海草の開花なのですが、
    とても神秘的な花なのです。


    1メートルほどもある葉っぱが菖蒲に似ていることが名前の由来で、
    分布が限られているために石垣島ではちょっと珍しい海草です。

    ウミショウブの開花は、大潮の干潮のごく僅かな時間にしか見られない現象で、
    その秘密はこの花の特殊な受粉方法にあります。


    最干潮に向かう頃に散策を始め、ウミショウブの原をさまよっていると、
    やがて海面を滑る小さな白い物体が目に付くようになります。
    (真夏の炎天下、ハブクラゲ除けの格好で観察するのはなかなか大変です…)

    素早く動き回る白い物体を捕まえてよく監察してみると、
    こんな風に不思議な形の雄花が!


    水中の株の真ん中辺りに雄花の詰まった蕾?(の房?)があり、
    開花が近づくと泡が出始め、やがて白い雄花が沢山飛び出してきます。

    水面に出ると下半分が反り返って雪だるまの様な形になり、
    水の上に立ち上がります。


    その様はまるでポップコーンが弾けるようで、
    ポンッ!
    と音が聞こえてきそうではないですか??

    そしてヨットの様に風を受けて水面を走り回るのです。


    雌花はというと…、
    潮が引くと水面に3枚の花弁?を開き、雄花がやって来るのを待ち受けます。
    最干潮の頃には沢山の雄花が走り回り、それはそれはとても幻想的な光景です。

    やがて潮が満ちて来ると、
    雌花の花弁は水面に持ち上げられるように、静かに閉じて行きます。

    運良く雌花に辿り着いた雄花だけが閉じてゆく雌花に取り込まれ、
    晴れて受粉して子孫を残すことができるのです。


    すっかり潮が満ちた海岸線、
    沖からの風だと雌花に辿り着くことのできなかった、
    たくさんの雄花が打ち寄せられます。
    それは真夏の昼のひと時だけ見られる、儚くも美しい幻のよう。。。
    そして、ウミショウブが大潮を知るメカニズムはまだ謎に包まれています。

    西表の白浜では、
    それはそれは大量の開花で海面が白く覆われるほどなんだそうです。
    一度はそんな光景を目にしてみたいですね。

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