宿番号:320570
【琴平グランドホテル 桜の抄】参道22段目に佇む温泉宿のお知らせ・ブログ
宮ちゃんとこんぴーくんの歌舞伎情報〜パート9〜
更新 : 2010/4/21 20:21
今回は金丸座に行かれた事のない方のために少し紹介させていただきたいと思います♪
金丸座は天保年間に建てられた日本最古の芝居小屋であり、升席や桟敷の客席、舞台装置は当時のまま残され、重要文化財に指定されているんです。
公演の際、演出に使用される廻り舞台、花道七 三のスッポン、光を取る2階の高窓の開閉など、なんとその動作はすべて人力で行うそうΣ(・ω・ノ)ノ
初演までの限られた時間で、芝居の流れと装置の流れと装置の動きを把握するのは至難の技です。
そんな方たちと役者さんの力があわさって芝居がはじめて成功するんですね
まさに縁の下の力持ち(´∀`)!!
そう思うと歌舞伎の見かたも変わってきますね♪
そこで金丸座の中を少しだけ紹介したいと思います。
花道:
舞台下手より直角に客席を貫き、鳥屋に通じている。(幅約1.3m、長さ約14m)
すっぽん :
花道の七三の位置にある切穴のこと。
「スライド」式で、忍術使いや妖怪のたぐいがこの穴からせり上がる。
かけすじ:
役者などが宙乗りするための装置。(幅約65cm、長さ約17m)
廻り舞台:
舞台中央にある直径4間(7.3m)の円形に刳り抜き、回転させることのできる舞台。
セリ:
廻り舞台にあり、「スライド」式に奈落と舞台を上下できるようになっている
空井戸:
舞台と花道の付け根に講じた半間四方の空枠。舞台下の奈落に通じており、ここから出入りしたり、早替わりなどに用いられる。
明り窓:
開閉することで場内の明るさを調整する。
顔見世提灯:
興行の際、役者の番付の代わりをしている。(高さ約1.2m、幅約45cm)
仮花道:
舞台上手より、直角に客席を貫いている。(幅約0.8cm、長さ役14m)
ブドウ棚:
竹で編んだ格子状の天井。桜吹雪も散らすことができる。約500本の竹を使用。
奈落:
舞台や花道の床下の総称で、地獄の奈落を連想して、名付けられた。
廻り舞台やセリ・すっぽんの仕掛けを動かすための場所
少しは金丸座の事がわかりましたか?
江戸時代の情緒あふれています★
まだまだ魅力いっぱいですよ(´∀`*)