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    ホテルの役割 「阪神淡路大震災の記憶」

    更新 : 2022/1/17 20:53

    皆様こんばんは。
    ホテルリブマックスPREMIUM広島です。

    27年前の、1月17日。
    午前5時46分。

    夜明け前の関西の街を、巨大地震が襲いました。
    関西のインフラは寸断され、大混乱となりました。
    特に震源地に近い、神戸市の被害は甚大で、後に発生した大規模火災が追い打ちをかけます。

    筆者は当時、大阪に開業したてのホテルに勤務しておりました。
    大阪でも地下鉄が動かず、道路も規制だらけ。
    鉄道も空路もやられ、まさに陸の孤島。
    しかし、その体験が、私にホテルの役割を今でも教えてくれています。

    個人的な話題で恐縮ですが、お付き合い頂ければ幸いです。

    あの日。
    変速の午前1時まで勤務していた私は、ご飯食べて寝る所でした。
    当時の勤務先には徒歩5分圏内に寮があり、深夜終業でも問題ありませんでした。

    1995年1月17日。
    会社の寮で寝る直前の私を、下から突き上げる大揺れが襲い、家具は全て舞い踊るように倒れていきます。
    何とか家具を体で押え、強振を凌ぎました。
    その直後に、出社命令がきます。

    当時、私はゲストリレーションという、お客様にサービスを提供する事を主とする業務でした(うちにはありません)。
    ホテルは30階建てで、高層階では備品が全て落下した模様ですが、幸いお客様にもスタッフにも怪我人は居ませんでした。
    エレベーターが動かないので、28階迄階段で上がり、お客様のに荷物を持って、一緒に階段で降りた事を、今でも覚えています。

    陸路と空路を断たれた関西。先が見えない中、それでも当時の社長は、館内エレベーターとライフラインが稼働する事を確認すると、通常の半額で再販したのです。
    ただ出社出来ない社員も多く、そのしわ寄せは私達寮生に(T_T)
    今となっては、いい思い出です(笑)

    当時フロントとは縁遠い部署にいた私には、内情はわかりませんが、家を失った方、家族を無くされた方、それぞれの事情で行き場を無くした方々が、大勢ホテルで過ごされました。
    ホテルは2ヶ月間、ずっと満室でした。

    今でははっきりと言えます。
    ホテルは一夜の宿を、必要とされる方々の為にあるものだと。

    その後関西の復旧が動き出しますが、復興を進めるには、遠方よりお越しの従事者の皆様の宿が必要です。

    どのような状況でも、一夜の宿を必要とされるお客様の為に、何時でも安心してご利用頂くホテルを提供したい。

    今日改めて、そう思いました。

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