宿番号:320968
ホテルリブマックスPREMIUM広島のお知らせ・ブログ
【スポット】二葉山「広島を見守るシンボル」
更新 : 2022/3/11 20:49
皆様こんにちは!
JR広島駅北口(新幹線口広場)を出ると、目の前に銀色の塔が目立つ山があります。
100万都市の玄関駅直ぐ側に山があるのも、広島だけではないでしょうか?
その山の名は「二葉山」
私共の住所である二葉の里は、まさに二葉山が由来です。
今日は広島の誕生からずっと街を見守る二葉山のご紹介です。
二葉山は花崗岩で組成された、海抜139メートルの山です。
そんなに高くないので、気軽に登山が楽しめます。また、山頂からは広島市街や瀬戸内海の眺望が楽しめます。
ただし、実は広島駅南口にある2棟のビル(198mと166m)の方が高いというのはナイショで、、、
太古の広島は丸ごと海の中でしたので、この二葉山辺りが海岸線でした。
やがて広島城が築城されて街が開かれると、二葉山の存在感が増してきます。
広島城から見て二葉山は鬼門の方角にあたり、厄除けと街の発展を祈念して、二葉山山麓に次々と神社仏閣が建立されます。
江戸城における、上野寛永寺と同じです。
広島城から東にある「縮景園」
ここは、広島藩主の別邸として、江戸時代初期に建てられた庭園です。
園内は中国の世界的な景勝地「西湖」を模してつくられたと伝えられ、山川の景、京洛の態、深山の致を庭の中に縮景していることから「縮景園」と名付けられました。
そして、その借景として二葉山が選ばれました。
風光明媚な園内から見た二葉山は、さぞ映えると思われますが、今では広島駅周辺に開発されたビル群により見えないのが残念です。
こうして広島の街にすっかり溶け込んだ二葉山ですが、
実は二葉山そのものが、とーっても凄いんデス!
二葉山は、環境庁の「日本の重要な植物群落-中国版-」(1979年)に取り上げられ、前年1978年と2003年には調査が行われています。
一体、何があるのでしょうか?
答えは、「シリブカガシ(どんぐりの木)の群落」です。しかも、1978年の調査よりも、2003年の調査の方が面積が増えており、7.5ヘクタールと報告されており、日本最大の規模です。
広島の都心近くにありながら、自然の森が今でも残る、二葉山。
しかし高度成長に伴い、土地の少ない広島では、人口増により二葉山山腹にも住宅街が広がりました。
また二葉山にトンネルを掘り、広島駅前まで高速道を延伸する事業(広島高速5号線)も進んでいます。
時は流れど、貴重な自然はいつまでも守りたいものです。
関連する周辺観光情報
他のホテルを探す場合はこちら