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【スポット】広島東照宮 「実は〇〇〇の名所」
更新 : 2022/3/28 19:21
皆様こんにちは。
今日ご紹介するスポットは、二葉山山麓に鎮座する「広島東照宮」です。
「二葉山歴史の散歩道」「二葉山七福神巡り」にも登場する、広島を代表する神社で、江戸幕府初代将軍にして、戦国時代を終わらせた英雄・徳川家康を祀る、全国に約500社ある「東照宮」の1つです。
日光東照宮の建立後、江戸幕府3代将軍徳川家光(家康の孫)は、諸大名に東照宮の造営を勧めたため、全国各地に東照宮が創建されます。広島東照宮もその中の一つです。
当時の広島お殿様である浅野光晟(みつあきら)の生母・正清院(振姫)は家康の娘。
つまり浅野光晟は、家光と同じ家康の孫になります。
そして1646年。いよいよ広島に東照宮の造営を開始し、2年後の1648年7月に創建されました。
広島東照宮の社殿は、全体的に江戸時代初期の特徴が多く見られます。
石の鳥居を潜り石段を上り門を潜ると、本殿、拝殿、幣殿、が鎮座します。
その先に摂社の金光稲荷神社と奥宮があります。
また以下のものが広島市の重要文化財に指定されてます。
・唐門、翼廊 - 1646年建立。
・手水舎 - 1648年建立。
・御供所 - 1648年建立。
・本地堂 - 1648年建立。
1945年の原爆投下の際は、市内から避難してきた人々で混雑した事から、境内には被爆関連の碑がいくつか存在します。広島東照宮も被爆しましたが1部は倒壊を免れ、その後順次復旧し、今に至ります。
広島東照宮の参道には、創建時より大規模な並木が存在しました。
最初は松でしたが、1部が枯れてしまい。桜に植え変えられます。
参道の並木の様子は、江戸時代の地図や、戦前の絵葉書でも残されています。
長らく桜の名所として、広島市民に愛されていた広島東照宮の桜並木ですが、残念ながら、原爆投下により、これらの並木もことごとく焼けてしまいました。
そして時は流れ、今から3年前の2019年。
広島駅周辺の再開発があちこちで進む中、広島東照宮の梺である二葉の里では、区画整理の末に歩道に桜の並木が復活する事となりました。
桜並木の遊歩道には、桜並木復活を記念した石碑があります。
そうです。広島東照宮は、「実はサクラの名所」なのです。
先日、広島東照宮に参拝したのですが、参道の桜は未だ目を覚ましたばかりの印象。
対して、唐門から拝殿の枝垂れ桜は、既に満開の模様♪
暖かい春の陽気に誘われ、桜を愛でに参拝はいかがですか?
新幹線(西)交差点から、広島東照宮方面です。
ここは、グラノード広島の直ぐ下で、今建設中の広島高速5号線が中央を通ります。
この先桜並木が続きますが、満開は未だ先のようです。
これは戦前の広島東照宮参道の桜並木です。
参道を一直線に、見事に咲き誇る様子が見て取れます。
原爆投下で失われたのはとでも残念で悲しいですが、こうして令和の世に同じ場所に蘇ったのは、広島東照宮の桜並木が如何に広島市民の拠り所であったかを物語ります。
石鳥居を潜り、石段を登ると、いよいよ拝殿や本殿に至ります。
東照宮には奥の院があり、大体本殿より奥にありますが、広島の場合は奥宮といい、背後の二葉山を登った中腹にあります。
社は小振りですが、広島市街から瀬戸内の多島美まで見渡せる、絶好の展望スポットです。
広島市の重要文化財に指定されている、広島東照宮の唐門。
原爆投下でも辛うじて倒壊を免れた被爆建物です。
同じく原爆投下で被災した左右の翼廊(よくろう)と共に、
後に4年にも及ぶ修理工事が行なわれ、いずれも創建当時の姿を今の私達に披露してくれています。
唐門を抜けると境内に入ります。
いきなり見事に開花した、枝垂れ桜が私達を和ませてくれます。
石灯籠にあしらわれた葵紋が、東照宮が徳川家康をお祀りする社である事を強烈にアピールしています!
別の角度から見た枝垂れ桜です。
時が流れるのを忘れる位に見とれてしまいます。
私共のホテルからはほんの徒歩10分の場所に、こんな見事な桜スポットがあるのが有り難くまた誇りです♪
お参り前に、唐門出て直ぐの場所から、広島市内を見てみます。
最近迄は眺望が楽しめましたが、今では高層ビルの壁の方が目に付きます。
残念な反面、広島駅周辺の目覚ましい発展ぶりを目の当たりにして、逆に広島の未来を期待したくなります♪
さあ、いよいよ東照大権現様にご参拝です。
東照宮でも、二礼二拝一礼となります。
この拝殿と本殿は、原爆投下で残念ながら倒壊しましたが、後に復興されています。
朱色の社殿が鮮やかに映るのが印象的。
本殿裏から見ると、一層朱色が際立ちます。
本殿裏には、福禄寿ガ祀られていました。
ここ広島東照宮も、二葉の里七福神巡りにくい参加しております。
裏手の桜は、未だ開花はこれからでした。
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