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    【名品】広島の盆灯籠

    更新 : 2022/8/13 23:59

    皆様こんばんは!

    広島ではお盆が近付くと、スーパーやコンビニの店頭に、写真の物が並びます。
    六角形の先端部分には金色や赤色の紙が貼られ、かなり派手な形です。
    お祭りにでも使われるのでしょうか?

    これを使うのは、お祭りではなく「お墓」
    正体は「盆灯籠(ぼんとうろう)」です。

    灯籠は石の物が多いですが、この灯籠は竹を逆六角錐のアサガオ型に組んだものの側面に、赤・青・黄などの色紙を貼って作り、お墓に飾られます。
    この派手な形、お墓に備える文化。
    これは広島独特の風習です。

    広島といっても県域全体ではなく、主に広島市を中心に、県西部の安芸地方で始まりました。

    もともと県西部の安芸(旧国名)は、一向宗と言われる浄土真宗本願寺派の安芸門徒が多く、信徒によって広がったとされますが、その由来はよく解っていません。
    確かに、一向宗は広島だけでなく、総本山の大阪、越中(富山)、長島(三重)、三河(愛知)等にも根付いていましたが、派手な盆灯籠の文化はありません。

    では他に何かあるのか?
    江戸時代に広島城下で暮らしていた、ある親娘の話に注目してみましょう。

    江戸時代の広島城下で、仲良く暮らしていた父と娘。ですが、娘は若くして亡くなってしまいました。
    可愛い娘のためにも、立派な石灯籠を立てて供養してやりたい。
    しかし、手持ちの資金が、思いを打ち砕きます。
    それならばと、手頃な棒を見つけ、先端には竹をそいで朝顔に似た六角形を作り、そこに派手な色の紙を貼って、灯籠として供えたのです。
    娘に寂しい思いをさせたくない親心でしょうか。若くして命を落とす事になった 娘への切ない思いが見て取れます。

    どこでどう広まったのか、諸説ありますが、今ではすっかり安芸地方の夏の風物詩となっています。

    戦後は、宗派によらない習俗として、広島市だけでなく芸北など周辺地域にも広く浸透し、お盆には墓地全体に色とりどりの盆燈籠が立ち並んだ独特な景観から、県外の方からは驚かれることもあります。
    きっと今頃は派手な盆灯籠で、広島のお墓も賑やかでしょうね。

    盆灯籠は家内工業で作られ、先述の通り、お盆の時期には寺の売店だけでなく,広島市内の商店、スーパー、コンビニ等でも販売されます。
    一般的なもので1本あたり千円程度。
    広島土産に一本いかがですか?

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