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【交通】広島市の公共交通機関の運賃とICカードの行方
更新 : 2022/10/27 23:47
皆様こんにちは。
10/18に国土交通省より認可が降り、11/1から広電路面電車と広島市内のバス運賃が値上げします。
対象は、広電(広島電鉄)、広島バス、広島交通、芸陽バス、備北交通、中国JRバス、エイチ・ディー西広島の7社。JR西日本の在来線と新幹線、アストラムラインは対象外です。
現行の広島市内初乗り190円均一エリアを拡大する代わりに、運賃が220円(広電白島線は130円から160円)に値上げします。県内高速バスや空港リムジンバスも値上げです。
広島駅⇔八丁堀・紙屋町・本通方面への移動には厳しい値上げですが、路線バスでは市内南部はほぼ220円でとなり、広島駅⇔広島港(宇品)等では、実質値下げか据え置き。また路面電車の市内線とバスが同一運賃となります。
広電では、「人口減少やコロナ禍により、公共交通全体の利用者が著しく減少して厳しい経営状況下にある」とした上で、「持続可能な公共交通体系の構築に繋げる為」としています。
今やすっかり定着した交通系ICカード。
広島には「PASPY」があり、広島市内の広電電車と路線バス、アストラムラインで使え、更に運賃に対して最大10%の割引(端数は10円単位へ切り上げ)が適用されます。
全国の交通系ICカードも使えますが、割引はありません。
逆にPASPYを他のICカードエリアで利用することはできません。
そのPASPYは、なんと2025年3月までに順次終了予定と広電が発表しました。
代わりに「QRコードや新たな交通系ICカードを認証媒体とする新乗車券システム」を、2024年10月までに導入する予定との事です。
この「新たな交通系ICカード」は、広電が開発予定の新システム専用で、現行SuicaやICOCA等の全国の交通系ICカード相互利用には対応しない模様。利便性の低下が懸念されます。
また新システム利用には、クレジットカードか銀行口座との紐付けが必要で、手続き煩雑の懸念も残ります。
広電は「関連機器の更新費用負担がきっかけ」とし、「今後の多様な運賃制度に対応する為、現在システムでの制約解消を目指す」とコメント。
一方アストラムラインでは、広電の新システムではなく、ICOCAへの切り替えを表明する等、各社が足並みを揃えるかは不透明です。
広島駅再開発工事など、環境が目まぐるしく変わる中、広島の公共交通機関がこの先どのように変化するのか。
今度も見守りたいと思います。
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