7月1日、ついに京都の祇園祭が始まりました！

実はお祭り自体は7/1〜31の1カ月間行われます。
本日から祇園祭いちばんの見どころ、
山鉾（やまほこ）巡行で登場する
全34基を1つずつ2021年の巡行順にご紹介していきます！
（くじ取り式は伝統を受け継ぐため執り行われたので、
　巡行の順番が発表されていますが、
　今年も実際の巡行はありませんのでご注意ください。）

この機会にぜひ祇園祭について
興味を持っていただけたら嬉しいです！

------------------------------
まずは簡単に祇園祭について…
1000年以上の歴史を持つ古い八坂神社のお祭りで、
疫病退散の願いを込めて行われます。
日本三大祭の１つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
まさに京都最大のお祭です！
毎年7/17（前祭）と7/24（後祭）に山鉾の巡行があり、
「コンチキチン」とお囃子の音が響き渡る中
大きな山鉾が大通りを進んでいきます。
巡行の前日には宵山といって、
夜を照らす山鉾の駒形ちょうちんや屋台で賑わい
多くの人が町に集まります。
-----------------------------------

本日はVol.1

【長刀鉾（なぎなたほこ）】です！

長刀鉾の特徴は3つ！

�@毎年先頭を行く
長刀鉾は「くじ取らず」といって
くじ取り式によって順番が変わらず
毎年同じ前祭（さきまつり）の先頭を行きます。

�A生き稚児がのる
山鉾の中で唯一子どもがのっている鉾です。
昔は多くの山鉾に生き稚児がのっていましたが
人形にとって替わり現在は長刀鉾のみとなりました。

�B鉾先に大長刀
三条小鍛冶宗近作の長刀をイメージした竹製の長刀が
天高く掲げられています。
三条小鍛冶宗近（こかじむねちか）は平安時代に活躍した
京都の刀鍛冶。
実際の刀は現在宝物として保存されています。


疫病邪悪を払う大長刀がかっこいい長刀鉾。
なんといっても盛り上がりを見せる前祭の「先頭」ですから
多くの人がそのいで立ちを見ようと集います！

また、祇園祭では「ちまき」というお守りが授与される
山鉾もあり、長刀鉾もその一つ。
長刀鉾のちまきは厄除け・疫病除けのご利益があります。
１年間玄関先につるしてくださいね！


次回は「霰天神山（あられてんじんやま）」です！


以上本田でした〜