毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます！
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪


さて、本日はVol.4

【木賊山（とくさやま）】です！

木賊は「砥草」とも書かれ
和風の生け花やお庭などで見かける
ほそーい竹みたいな植物ですね。
木賊山は能で有名な世阿弥が作った謡曲「木賊」が
題材になっています。
この作品は生き別れになった親子の再会の物語で
木賊山のご神体も子を思う木賊刈りのおじいさん。
また、「木賊刈る」は秋の季語であるように
秋の風情を演出した山でもあるんです。

木賊山に使用されている飾りには
うさぎのデザインのものや月のデザインのものがあります。
木賊は研磨材と使用されていることから
きれいに研磨されてぴかぴかのお月様、
そして月といえばうさぎさん。
そんな風に連想して秋の名月を思わせるしつらえなんです。
そう知ってから見てみると風情を感じませんか？(^^♪

祇園祭の山鉾の中ではそこまでサイズの大きい方ではありませんが
この小さな意匠が1000年以上多くの人に伝わっているのって
すばらしいことですよね(*^_^*)


ちなみに木賊山のちまきのご利益は
「迷子防止・再会」
お子様がいるご家庭はぜひ玄関へ！



次回は「函谷鉾（かんこほこ）」です！
お楽しみに１


以上本田でした〜