毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます！
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪


さて、本日はVol.5

【函谷鉾（かんこぼこ）】です！


函谷鉾は長刀鉾（なぎなたぼこ）と同じ
「くじ取らず」の鉾ですので、
毎年決まって５番目に巡行します。


函谷鉾の由来は中国の故事からきています。
戦国四君が1人、孟嘗君が命を狙われ逃げていると、
函谷関の閉まる門が目の前に立ちふさがりました。
そこで孟嘗君は家来に鶏の鳴き真似をさせたところ
開門の合図と思い門が開かれ、無事脱出し難を逃れたというお話。
鶏鳴狗盗（けいめいくとう）という故事成語の元になった言い伝えです(^^)
ちなみに意味は「つまらない芸や技も役に立つことがある」です。


そんな函谷鉾の見どころはなんといっても
7/16宵山の日に行われる「提灯落とし」！！
お囃子方の「コンチキチン」の音色が盛り上がりを見せ、
笛の音でしめくくると駒形提灯が一気に消灯し
直後に一気に落とされるという見せ場があります♪

多くの観衆がその瞬間を今か今かと待ちわびて、
落ちた瞬間には大きな歓声に包まれ
なんだか一体感が生まれるんです(*´ω｀*)



なかなか宵山の歩行者天国が実現する目途が立ちそうにないですが…
出店でいろいろ飲んだり食べたりしながら
提灯落としで盛り上がる、そんな夜をぜひ
みなさまにもいつか体験していただきたいと思います(*^-^*)！


次回は「白楽天山（はくらくてんやま）」です！
お楽しみに〜！


以上本田でした〜