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ホテルビスタプレミオ京都 和邸のお知らせ・ブログ
祇園祭やまほこのお話VOL.10【芦刈山】
更新 : 2021/7/10 18:40
毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます!
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪
さて、本日はVol.10
【芦刈山(あしかりやま)】です!
世阿弥が作った謡曲「芦刈」を題材にした山です(^^)
貧しい夫婦の物語で、
貧しさゆえに妻が都へ宮仕えに出ていってしまい
夫が寂しく芦を刈って暮らす様が描かれています。
この夫婦は3年後に再会を果たすのですが、
この芦刈山には孤独になった翁が芦を刈るシーンが
表現されています。
なんでしょう、この人形からも伝わる寂しさ・・・
この夫婦は再開の折に
夫
「君なくて、あしかりけりと思ふにも いとど難波の浦は住み憂き」
(君がいなくなって、悪いことをした、別離などしなければよかったと思うにつけても、芦を刈って暮らす、難波の浦は住みづらいことだ)
妻
「あしからじ、よからんとてぞ別れにし、 なにか難波の浦は住み憂き」
(良かれと思ったからこそ、私もあなたとお別れしたのです。難波の浦が住みづらいなどと、おっしゃってはいけません)
という和歌を詠みあい
めでたく一緒に都へ戻ることができたことから
芦刈山のちまきには夫婦和合や縁結びのご利益があります♪
また、芦刈山で使われる衣装などの懸装品はとても古く
一層由緒正しいものが多いためか、
見た目は渋いのですが、
その中に情緒や悲壮感を感じる雅な山です(^^)
ぜひその装飾などにもご注目くださいね♪
次回は「伯牙山(はくがやま)」です!
お楽しみに〜!
以上本田でした〜
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