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祇園祭やまほこのお話VOL.11【伯牙山】
更新 : 2021/7/11 17:13
毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます!
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪
さて、本日はVol.11
【伯牙山(はくがやま)】です!
他の山鉾が和風の絵柄や洋風の絵柄など和洋折衷で飾っているのに対し
この伯牙山はオール中華風で統一した珍しい山です。
この山の由来は中国の史書、「呂氏春秋」でてくる
琴の名人、伯牙とその友人鐘子期(しょうしき)の物語。
鐘子期は伯牙が山を思って琴を弾くと「山のようだ」と評し、
流水を思って弾くと「江河のようだ」と評するほど
お互いの価値観や表現に通ずるものがある仲良しでした。
しかし鐘子期は先に亡くなってしまいます。
そんな友人の死を聞き悲しみに暮れた伯牙は
「もう私のことを真剣に聴いてくれる人はいない」と
琴の弦を断ち切ってしまったのです。
それ以後、伯牙は琴を弾くのをやめてしまいました。
これは「知音(ちいん)」という故事で、
山の上には斧を手に持った伯牙と、その横に琴が置かれています。
知音とは「自分の心をよくわかっている人。 親友。 知人。」という意味です。
2人の関係性をよく感じられるストーリーですよね。
そこまで信頼していた友の死、伯牙がどれだけ虚無感と孤独感に苛まれたか
おしはかるすべもありません。
かつては琴破(ことわり)山ともよばれたそうです。
伯牙山のちまきのご利益は疾病除け・技芸向上。
琴の名人とまで呼ばれた伯牙が琴を捨てる
悲しい物語のご紹介でした(/ω\)
次回は「郭巨山(かっきょやま)」です!
お楽しみに〜!
以上本田でした〜
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