毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます！
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪


さて、本日はVol.17


【鶏鉾（にわとりほこ）】です！


中国・尭（ぎょう）の時代はとても平和に国が治められていました。
なにか政治に不満があったら鳴らす用にと
宮廷の外には太鼓が置いてありましたがぜんぜん出番がなく、
その太鼓に鶏が巣をつくってしまったという故事が
由来しています(´･ω･｀)

これは中国に伝わる『諫鼓（かんこ）』という史話です。

鶏鉾には稚児人形がのっていて、
面長でちょっと大人びた顔つきをしています。
雄鶏の天冠をかぶり、手にはバチ、正面には鞨鼓（かっこ）を提げ、
『諫鼓（かんこ）』を表現しています(^^)

鶏鉾の鉾頭（先端）は三角形の中に黄金の円をあしらった
ちょっと変わった形をしていますが、
その由来は定かではないそうです。
太鼓の中にできた卵説が有力とのこと(｀・ω・´)


鉾の背中のタペストリーは
ベルギーで製作されたもので国の重要文化財に指定されています。
叙事詩イーリアスより「トロイの王子と妻子の別れ」を描いたもので、
本物は大切に保管され
巡行の際は精巧に復元されたものがかけられています！

このような輸入伝来のデザインの装飾も
山鉾の見どころのひとつですね☆

ちまきのご利益は厄除け・疫病除けです！
ぜひチェックしてみてください♪


次回は「油天神山（あぶらてんじんやま）」です！
お楽しみに〜！



以上本田でした〜