毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます！
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪


さて、本日はVol.22


【岩戸山（いわとやま）】です！


岩戸山は鉾のような形をして人が曳いて進む
曳山（ひきやま）のひとつです。


岩戸山は
天照大神（あまてらすおおみかみ）
天手力男神（あまのたぢからをのかみ）
伊耶那岐命（いざなぎのみこと）

というクリーンナップみたいな
名の知れた神様たちをお祀りしています。


天照大神は女性の神様と言われていますが
岩戸山では男性の姿をしています。

天手力男神は赤い肌で笑った表情をしていて

伊耶那岐命は黒い顔で目をかっぴらいて
にこぉっとしてた人によっては怖い表情をしています。


この岩戸山は「天の岩戸」という日本神話が由来しています。
もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね(^^)

天照大神は弟の素戔嗚尊（スサノオノミコト）の
乱暴な行いを恐れて天の岩戸に閉じこもって
隠れ住んでおりました。
太陽をつかさどる神様が隠れてしまうと
世界は常に真っ暗…
困った神々はどうにかして天照大神を外に出そうとします。
そこで天宇受売命(あまのうずめのみこと）という神様が
面白い舞を披露し、他の神々がどっと笑いました。

気になった天照大神はそっと岩戸を開けて
なんやろかと覗き見たのです。
その瞬間をスーパー力持ちな天手力男神が
素手で戸をがっと開けて引っ張り出し
世界に光が戻ったというお話です(｀・ω・´)



ちまきのご利益は開運・厄除け。
名だたる神様をのせる岩戸山、
ぜひ注目してみてみてくださいね(*^-^*)


次回は前祭ラスト、
「船鉾（ふねほこ）」です！
お楽しみに〜！



以上本田でした〜