毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます！
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪


さて、本日はVol.26


【役行者山（えんのぎょうじゃやま）】です！


お祀りしている神様は３体。
役行者、一言主神(ひとことぬしのかみ)、葛城神(かつらぎのかみ）
です。

役行者は修験道の始祖。
修験道は以前、前祭の「山伏山」をご紹介した時に触れました(^^)
山の中を長い間歩いたり、滝に打たれたりして
悟りを得たり山岳の超自然的な力を得ようとする信仰のことです。

一言主神、葛城神は
葛城山に住む善いことも悪いこともひと言でびしぃっと言い放つ神様。

役行者山では一言主神が鬼の姿、
葛城神が女性の姿をしています。

神様を３体もお祀りしている舁き山は役行者山だけ。
山も上もにぎやかですね(*^_^*)


役行者山が一言主神を使って
大峰山と葛城山の間に橋を架けようした故事が
題材になっています。


また、役行者山は修験道の始祖をお祀りするということで
後祭の際には山伏（修験者）による問答と護摩焚きが行われます。

六角堂をスタートする聖護院の山伏たち。
山吹色の装いにほら貝を拭きながら
山伏山、浄妙山、役行者山、八幡山、南観音山、北観音山、霰天神山
を巡り神様にお経を唱え
巡行の無事と関係者の無病息災を祈ったら
役行者山へ行くのが毎年のコースです。

これらの山に共通するのは
「修験道」にゆかりがある山ということ。


ホテルの前も通過しますので
山鉾巡行とは違った雰囲気の行列をぜひご覧ください！


ちまきのご利益は疫病除けと交通安全です♪




次回は
「鯉山（こいやま）」です！
お楽しみに〜！



以上本田でした〜