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ホテルビスタプレミオ京都 和邸のお知らせ・ブログ
祇園祭やまほこのお話VOL.34【大船鉾】
更新 : 2021/7/31 17:09
毎日祇園祭の山鉾をご紹介していきます!
祇園祭のことを少しでも知っていただけたらうれしいです♪
さて、本日はVol.34
ラストをかざる
【大船鉾(おおふねほこ)】です!
くじとらずの舟形の鉾で
後祭のトリを務めます。
大船鉾は前祭の船鉾と
同じ逸話を基にしています。
神功(じんぐう)皇后が
妊娠したまま朝鮮へ出兵し
見事勝利して帰還したというお話。
前祭の船鉾はその出兵の船、
後祭の大船鉾は帰還の船とされています(*^-^*)
ちなみに出兵の船鉾にのる神功皇后さまは鎧を身につけていて
帰還の大船鉾の神功皇后さまは鎧を外されているそうです。
戦を終え、その後活躍し信仰を集めることになる応神天皇が
生まれてくるわけですね☆
実は大船鉾、前回ご紹介した鷹山と同じように
災害や戦乱による大火で焼失した元休み山なんです。
1回目は1788年の天明の大火。
この火事で神功皇后のご神面以外の全てを失いました。
その後懸装品などを集めて再興したのですが
1864年京都で起こった長州藩士と幕府の戦い
「禁門の変(蛤御門の変)」で
屋形や車輪などを失い休み山となっていました。
大船鉾が復活したのは2014年のこと。
2010年に公益財団法人四条町大船鉾保存会が発足し
寄付金などを集め
禁門の変による焼失から150年の節目に
巡行に戻ってきたのです(ノД`)・゜・。
鉾の船先には竜頭と金弊が隔年とりつけられます。
竜頭は禁門の変で焼失してましたが2016年に復興。
木造の立派な龍が飾られていましたが
今年2021年は漆泊が施され金色に輝く竜頭に
生まれ変わっておりました(*´ω`*)
鷹山と同じように
沢山の関係者方によって
歴史を取り戻した大船鉾。
計り知れない努力と苦労があったことと思います。
これからもその姿や伝統を守りつつ
人々にその技術と文化を
繋いでいってほしいですね(^^♪
さて、2021年祇園祭の巡行順に
ひとつひとつ山鉾をご紹介してきました!
本日7/31をもって
祇園祭が終了となります。
来年、山鉾をご覧になるときに
ちょっと興味深く面白くなったらいいなと思います。
来年こそご神体をのせ賑やかに動く
すべての山鉾を見ることができたらなあと
祈るばかりです(´・ω・`)
以上本田がお送りしました〜
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