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ホテルリソルトリニティ金沢のお知らせ・ブログ
【Discovery】九谷焼作家 今江未央さんを訪ねて。
更新 : 2024/5/31 9:36
金沢には、日本の代表的な陶磁器の一つである九谷焼(くたにやき)の伝統が息づいています。その地で、九谷焼の作品を制作し地元に届けるアーティスト、今江未央さん。
彼女はアパレル業界から転身し、自身のアートの中で新たなデザインと伝統を見事に融合させています。そんな制作活動の背景、アイデアに迫りました。
伝統的な九谷焼は、昔ながらの柄や色味で構成されていて少し堅い印象があります。今江さんの作品は、ユーモアを交えたクスっと笑える作風にしています。また、伝統的な基本色をそのまま使わずに白で薄めたり、他の色も独自に混合したりして、彼女らしいアレンジを加えています。
色は全部で15色を使い、柔らかい雰囲気を出しています。そうすることで、現代の生活に取り入れられやすいものへと変化させているのです。今江さんの作品に決められた使い方はありません。お惣菜を載せたり、アクセサリーを飾ったり、インテリアとして使ったり。
作品を手にしてくれたその人の生活に合った使い方をしてほしいという思いで作られています。伝統に縛られない自由な作風と、使い方を押し付けない人に寄り添った姿勢が、今江さんの作品を私たちの生活に馴染ませていくのです。
●地元・石川の九谷焼を選んだきっかけ
中目黒で散歩をしていたとき、“陶芸教室”と書いた看板が目に留まったそう。その教室の体験中に出逢ったのが「九谷焼の絵付けコース」。それまで九谷焼に強い印象はなく、さらに石川が地元のため、実家にも当たり前にある生活をしていたとのこと。
ただ、伝統的な九谷焼は現代の生活に馴染まない印象があったそうです。転職を繰り返す中、一気通貫してモノづくりをしたいと思っていた今江さんは、九谷焼の世界に飛び込んでみることに。僅か3か月で試験に合格。驚きの行動力でその沼へと浸かっていきました。
彼女の作品には、他にはない立体的な器が目立ちます。個性的な作品を作る秘訣として、アイデアが浮かんだらすぐに描き起こし、別の作品の制作途中でも思い浮かべばメモ書きすることを挙げています。
また、工房にこもることはせず、常に外との関わりを持つことを意識し、時には制作と関係ないアルバイトをすることもあるそう。伝統工芸を尊重しつつ、九谷焼の新たな可能性を切り開いていく今江さん。あえて柔らかく表現するその技法には、彼女ならではの“生活視点”が息づいています。
金沢のひがし茶屋街にある加賀棒茶の名店、茶房「一笑」では、今江さんの器を使用して商品のご提供をされています。久谷焼のあたたかさとほうじ茶の香りが、老舗の味を惹きたてています。
彼女の作品は、ホテルリソルトリニティ金沢にも。エントランスやお部屋のアートの1つとして、今江さんの作品を使用しています。
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