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    【Discovery】金沢で香りを作る老舗。薫香「香屋」

    更新 : 2024/6/7 10:52

     金沢の伝統的な文化のひとつとして、”香り”があります。金沢の「香屋(こうや)」は、香りの魅力と伝統を大切にし、それを現代に伝えるお店。 今回は、そんな香屋で、香りの世界の奥深さについて伺いました。

     金沢は程よい湿度と気温を持ち、香りを楽しむのに適した、いわば香りの名地。お茶の文化も盛んなこの地では、茶道と香道は共に楽しまれることも多かったようです。

    「香屋」では、金沢県出身の文豪”泉鏡花”から名前を取った鏡花シリーズがあります。彼の作品は幻想的な物語が多いことから、香りを聞くことで現実から離れるような感覚を感じることが出来るように作っているのだそう。

     日本で香りを楽しむ文化が広がったのは鎌倉時代。繊細な香木の香りを静かに楽しむ「聞香」という楽しみ方が生まれました。室町時代になると、数種類の香りを聞いて、その香りを当てる「組香」と呼ばれる遊びが行われるように。時代の変遷とともに香りの楽しみ方も広がっていきました。

     香りの分け方は大きく「沈香(じんこう)」と「白檀(びゃくだん)」に分けられます。沈香とは、樹木の樹液が蓄積することで香利を発する素材を指します。一方で白檀は、樹木の幹から香りが発せられる素材であり、火を灯しても最初から最後まで香りは変わらないのが特徴です。

     これらの香りがついた香木は、日本では採取できないため、非常に小さく刻み、香りを楽しんでいました。昔の”香り”は嗜好品であったことが伺えます。
    香りは、「甘い」「酸味」「辛み」「苦み」「塩辛み」といった味覚のような感覚で表現されます。ひとつとして同じ香りのない香木。そんな名のない香木を分別し、香りを造りあげていきます。

    同じ名前の香りとして販売されていても、足す匂いが少し変われば、全体の香りは大きく変わります。店頭でお好きな香りを探してみるのも楽しいです。

     香屋では、「匂袋作り」と「聞香体験」の2種類の香り体験を用意しています。
    気軽に自分の好きな香りを調合してみたい方は「匂袋作り」、室町時代から行われる珍しい体験をしてみたい方は、「聞香体験」がおすすめです。

     また、ホテルリソルトリニティ金沢では、フロントにて鏡花シリーズのお香を焚いております。季節ごとに変わる香りが、旅で疲れたお客様を包みます。

     

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