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今津サンブリッジホテルのお知らせ・ブログ
奥びわ湖の素朴な紅葉スポット
更新 : 2011/11/7 9:50
いよいよ晩秋へ。エコツーリズムモデル地区・びわ湖源流の郷(さと)たかしまで素朴な自然が残る里の秋を散策しませんか。日本の原風景が残るそんな心癒されるおすすめスポットをご紹介。
■興聖寺:鯖街道の宿場として栄えた山里・朽木。洞宗の開祖、道元禅師(どうげんぜんし)が訪れた際、付近の風光明媚な様子が宇治の輿聖寺に酷似していると大変感激し、領主の朽木氏にこの地に一寺の創建を勧めたのが始まりといわれる。境内からは安曇川や上山などの広大で雄大な景色が眺められます。閑静な境内には本殿のほか、庫裏(くり)や鐘楼などが立ち並び、本尊の木造釈迦如来坐像は、伝教大師の遺作と称される平安時代の名作で、その優美さと尊厳さをそなえた仏像は国の重要文化財に指定されています。■興聖寺の境内にある「足利庭園(別名:旧秀隣寺庭園)」は、国の名勝指定を受けている庭園。16世紀の半ば、相次ぐ武将たちの反乱に追われた室町幕府の第12代将軍足利義晴、そして第13代義輝が、朽木氏を頼って数年間滞在した居館の庭園です。秀隣寺は、のちに他の地に移され、江戸時代に朽木氏の菩提寺である輿聖寺がこの地に移されて、現在にいたっています。朽木一族を始め佐々木一族・京極高秀や浅井亮政、浅倉孝景等の協力で、管領細川高国が将軍を慰めるために贈ったといわれています。安曇川の清流と比良山系を借景として、西側の築山に石を利用した滝をしつらえ、屈曲した汀線を持った池に仕上げています。池には、2つの鶴亀島を置き、楠の化石の石橋が対岸の出島に架けられています。細川高国の代表作であり、旧秀隣寺庭園とも呼ばれます。
■メタセコイア並木と山里:「新・日本の街路樹百景」に選定される、2.4kmにわたるメタセコイア並木は、まっすぐに伸びる道路との対称形の整った景観と、遠景となる野坂山地の山々との調和が、訪れる人々を魅了します。山麓の素朴な里の秋景色とともに人気の散策エリアです。