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秦の始皇帝がご祭神!? 〜京都・大酒神社〜
更新 : 2012/4/3 15:23
京都・太秦映画村の南側に、社務所もない、小さな神社があります。
映画村に向う人々の視界には入っているはずですが、この神社に立ち寄ろうとする方は、いらっしゃらないようですね。
さて、その小さな神社とは、『大酒神社』です。
この『大酒神社』のある“太秦”は、渡来系の豪族である秦氏の本拠地であったことは広く知られていますね。
ご祭神は、その秦氏一族である「弓月王(ユヅキノキミ)」と「秦酒公(ハタノサケノキミ)」、そして「秦の始皇帝」なんです。
「秦の始皇帝」が祀られている、なんて驚きですよね。
鳥居の前に立つ由緒書きによれば、秦の始皇帝14世の孫・功満王(クマンオウ)が中国の戦乱を避けて来日。
続いて、功満王(クマンオウ)の息子・弓月王が朝鮮半島の百済から18670余人を率いて来日します。
秦酒公は、弓月王の孫で、秦一族の統率者として朝廷に認められた人物です。
ということで、彼ら3名が秦氏の祖神として、祀られたようですね。
小さい神社とはいえ、管理は行き届いているようで、“荒れた”感じは一切ありません。
鳥居をくぐると、奇妙な形の石碑が建てられていて、なんだか異空間に来た、というような気分になります。
そして、その奥に本殿があります。
いやいや、古代史好きの方には、是非、訪れて欲しいものですね。
H.KATTUN
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