みなさまこんにちは。
当ホテル１階のライブラリーコーナーでは、観光のガイドブック、写真集、小説など、国内外の様々なジャンルの本をご用意致しております☆
本日はその中から小説を１冊ご紹介します☆

今、映画でも上映中の「コーヒーが冷めないうちに」です。

とある町のとある喫茶店。
その喫茶店のある席に座ると、望んだ時間に戻れるという都市伝説があった。
この1冊はその席に座った男女の４つの奇跡の物語です。

ただし、「望んだ時間に戻れる」といっても、「過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者に会う事はできない」、「過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない」、「過去に戻っても、席を立って移動する事はできない」、「過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。それまでに戻らなければ幽霊となってその席に座り続けることになる」など幾つかのルールがあります。

私は最初、過去に戻っても現実が変わらないなら意味がないのでは？と思ったのですが、物語を読み進めていくと、現実は変わらなくても、心が変わる。だから意味はある、ということなど、様々なことに気付くことができました。

1話ごとにそれぞれの人物のストーリーがあり、読んだ後、温かい気持ちになれます。
読書の秋。みなさまもいかがでしょうか☆