旅館料理って何か？
どうあるべきなのか？
各旅館それぞれに考えしっかりとその個性を発揮しているところが評価されていると思います。
今までの高級旅館の懐石風の体裁のいい料理は当館ではお出しできません。
都内の高級料理屋さんには勝ち目はありません。
私どもはそこで勝負をするのではなく、旅館料理で勝負しているのです。
地の素材はほとんど手を加えない。
温かいものは暖かく後出しをしながらも強烈なボリューム感を随所に感じさせる。
そんな料理を提供しています。
アンケート回収率は５０％をはるかに超え、その評価も９６〜９７点にまで高まってきました。
それでも料理評価で非常に悪いという評価を数ヶ月に１度いただくことがあります。
きっとその方の考える料理と私どもが提供しようとしている料理、感じていただきたい良さに大きな開きがあるように感じます。
この方に非常に良いの評価をいただくためには料理の形態自体、出し方、考え方の全てを変更しない限り高評価はいただけないと思います。
しかしそんなことは出来ません。
これだけの支持をしていただいている方がいるのですから。
その方々のおかげでここまで来れたのですから。
どんなに高評価をいただいている旅館でもきっと全く合わないお客様は存在すると思われます。
大切なことは軸をぶらさないこと。
浜の湯らしさの追求が最も大切なことと思う。

社長　鈴木良成