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    本郷新氏の作品 at 赤レンガ

    更新 : 2012/8/7 9:47

    札幌グランドホテルのロビーにあるブロンズ像「LESSON」の作者
    本郷新氏の作品は、市内各所でもご覧いただくことができます。

    札幌駅や大通公園などの人が多く集まるところのほか
    郊外にもいくつも置かれています。
    札幌出身ゆえに、東京に住まいを構えながらも、故郷への思い入れがあったのでしょう。

    1980年に亡くなる前に、各所に送った手紙には、
    「自らも感ずるところあり、個人のアトリエ、
    展示室にとどめず、これを公開し、一般愛好者の方々にも親しんでいただきたく
    広く彫刻を中心とした美術文化に貢献したいものとの意を固めるに至りました…」

    と、札幌に作品を寄贈する自身の気持ちを記して送っていたそうです。

    「北の母子像」と名付けられたこの作品も、
    観光でお越しの方なら一度はご覧になる赤レンガ庁舎の庭に、
    直射日光を避けるように木陰に佇んでいます。

    この作品は 氏が1978年に北海道文化賞を受賞した際、

    「北海道に生まれ、こよなく故郷を愛し続けている
    私にとってどんな賞よりも貴重で嬉しい受賞です。
    このお礼として、限りない母子像の愛情を表現した
    私の作品を感謝として北海道に寄贈し、道民の皆さんに親しんでいただきたい。」

    と申し出たそうです。
    着々とご自身の考えを実行されていたのですね。

    このように、本郷新氏の素晴らしい提案で、
    各地で本物の芸術を楽しむことができるようになっていますが、
    本郷新記念札幌彫刻美術館と共に発足した
    札幌彫刻美術館友の会の代表の方のコメントが、私たちの使命を物語っていました。

    「彫刻は、設置すれば終わりではない。良い状態で次世代に引きつがなければ。」

    それを実現するために、友の会の皆様は
    札幌市内の彫刻の清掃活動をされているそうです。
    昨年、2011年は、この道庁の彫刻もすっきり洗ってもらいました。

    そんな話を聞くと、先人が残してくれた素晴らしい事物を、
    ずっと良いものにしておくには、後の世代の私たちが
    その気持ちを引き継いでいかなくてはならないという教訓の一つに見えてきます。

    札幌グランドホテルに勤める私も、長い歴史をつなぐバトンを
    次の世代に渡す役割を担っている事を自覚をしないと、と思うのでした。

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