宿番号:321819
嬉野近郊の面白イベント情報 〜 『早岐茶市』
更新 : 2010/5/4 14:59
嬉野市から佐世保方面へ車で約40分、佐世保市の手前に早岐という町があります。
ここでは5月に『早岐茶市」という物々交換の市が立ちます。
早岐は古くから海陸共に交通の要衝であったため、陸でとれた農産物や獣皮などと、魚や海草等とを物々交換していた事が自然に市へと発展していったらしいです。
その後、毎年5月、田植え前の農閑期でしかも縁起の良いとされる7、8,9の付く日を選び市が開かれるようになったそうです。
最盛期は江戸末期から明治中期の頃で、五島や平戸、遠くは博多や長崎市などからも大勢の見物人や商人がやってきたそうで、「かえまっしょ、かえまっしょ」と海の幸と山の幸を交換する人々、数万の人出で大層賑わったと伝えられています。
嬉野はお茶の産地として有名ですが、その頃の九州のお茶の相場はこの市で決まったとも言われています。
また、茶市に合わせてサーカスや見世物小屋やあの懐かしいガマの油売り等の大道芸もきて大変賑わったようで、最近では色んなイベントが計画されて市を盛り上げているようです。
初市は5月7日〜9日、中市は5月17日〜19日、後市は5月27日〜29日、そして梅市が6月7日〜9日です。
物々交換を繰り返して長者になったという童話もあります。あなたもチャレンジしてみてはいかがですか。
関連する周辺観光情報