今日は1日中、尺八の音色が響いていました。
30年来のRPT、堀口様です。

昔のたむらは、それは楽しくて本当に竜宮城のような場所だったそうです。
冬の湯治シーズンになると、1〜2週間滞在なさる人がたくさんいて
毎年演芸を楽しみにしているお客様たちで連日、演芸大会です。
廊下にお客様お手製のプログラムがズラッと張り出されて
自分の番が回ってくるまで3日もかかるほどです。

堀口様は当時から尺八をなさっていて、三味線を持ってくる方もいたので
二人で民謡の伴奏をずーっとしていたそうです。

衣装を着替えたり、カツラまで持ってくる人、
自分で真っ白にお化粧までする人もいて
演芸場で皆様一緒に、歌ったり踊ったり毎日賑やか。
たむらに行くと聞きつければ、方々から我も我もと人が集まったそうです。
湯けむり会という団体ができてしまったくらいだそうですよ。

そのようなわけで、今でもご一家で姉妹館・四万たむらに
お泊まりになるのだそうです。
誠にありがとうございます。