宿番号:322184
オールドイングランド道後山の手ホテルのお知らせ・ブログ
はるか昔・・・『MATSUYAMA !!』と叫んだ人びと
更新 : 2009/6/25 5:46
先日ホテルに出勤中「ちょっと早く家を出すぎたかも・・・」
そんなこんなでブログの取材でございます=3
もはやどんな時にもデジカメは欠かさず携帯するようになりました(^^)
これも職業病というのでしょうか・・・f(^^;
松山大学御幸グラウンドの裏手・・・といってもわかりづらいですよね・・・。
他に目印になるものが無いくらいの住宅街の一角にございます。
山の手ホテルからは車で約10分ほどの所でございます。
・・・『ロシア人墓地』に行って参りました(^^)>
「なぜロシア人???」のリアクション、ごもっともでございますm(_ _)m
時代は明治、日露戦争の頃に遡ります。
その時に捕虜となったロシアの人々、約100人がここに眠っています。
小説「坂の上の雲」の中にもこの墓地のくだりは登場します。
近代国家として生まれたばかりの日本が敏感だったものの一つが‘国際法’。
その法律を遵守するスマートな国家を世界にアピールするするためにも
当時の捕虜は、それはそれは丁寧な待遇を受けたそうです。
・・・その中でもこの松山は特に捕虜の待遇が良かったそうです。
四国・松山はお遍路さんの‘お接待’でも有名ですよね(^^)
そんな事を思うと、国際法云々はさておき、もともと外部の人を
おもてなしする習慣が松山には自然に根付いていたのかもしれません♪
その話は遠く戦地でもロシア人に知られていて、『マツヤマ!!』と叫べば
‘白旗を挙げて、捕虜として投降します。できれば松山で’を
意味するまでになっていたようです!
・・・地元の勝山中学校の生徒が、定期的にこの墓地の清掃活動をしていて
平成の時代になっても、このおもてなしは連綿と続いております(^^)
・・・そして何を隠そう私もこの中学校のOBでございます(^^)/
もちろん私も、よくこの墓地までジャージに掃除道具を持って通いました★
この地を訪れるのも15年振り!!
「あ〜この坂を登るの結構キツかったっけ・・・」そんな事も思い出しながら♪
『坂の上の雲』の都市整備の一環か、当時とは見違えるくらいに
観光名所としてこの墓地は生まれ変わっていました☆☆
「お久しぶりです!!」と呟きながら、手をあわせてお祈りしました(-Λ-)
週末と祝日に運行している‘マドンナバス’でもこの墓地を通ります=3
坂の上の雲ファンの方なら一度は訪れておくべき場所だと思いますよ(^^)