宿番号:323383
佐渡島の旧家 山本家
更新 : 2025/9/25 8:05
ホテル門前の湯から最寄りの港は直江津港。フェリーに乗って、佐渡島側の港は小木港になります。
国道350号線を小木方面から北上すると、両津港につく中間あたりに真野という町があります。この町に佐渡の旧家山本家があります。
佐渡の民族、歴史、文芸に関する資料が数多く所蔵されており、多くの文化人、研究者が訪れたことで知られています。主な訪問者は以下のとおりです。
〔明治から戦前〕尾崎紅葉、高村光雲、会津八一、山岡荘八、柳田国男など
〔前後から高度経済成長期(1973年)〕折口信夫、古関裕而、井上靖、金田一春彦、
川端康成、曽野綾子、草柳大蔵、阿川弘之、遠藤周作、海音寺潮五郎など
〔昭和の残りから平成にかけて〕水上勉、ドナルド・キーン、司馬遼太郎、倉本聰
村松友視、梅原猛、田原総一朗など (*敬称略)
特に作家司馬遼太郎と11代当主山本修之助氏との親交は深く、手紙のやり取りを重ねました。因みに司馬氏が訪れたのは1976年10月17日。佐渡滞在は2泊3日。目的は歴史紀行「街道をゆく」や小説「胡蝶の夢」の取材のためでした。
山本家は国道沿いに塀が伸び、その端の方に門があります。門の上には「荏川草堂」という額が掲げられています。数多の著名人がこの門をくぐったことでしょう。
一般には非公開であり家を覗くことはできませんが、門の脇に置かれたベンチに主の心遣いが伺えます。旅の途中、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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