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線香花火、「西」と「東」の違いとは?
更新 : 2013/7/29 19:35
夏の風物詩とも言われる線香花火。
西日本と東日本では、形が違うって知ってました?
西の線香花火「スボ手牡丹」は、細いストロー(藁)の先にマッチ棒のように火薬が付いてます。300年変わらない線香花火の原形です。米作りが盛んな関西地方には、ワラが豊富にあったため、このスボ手牡丹は関西地方を中心に親しまれてきました。
東の線香花火「長手牡丹」は、色紙のこよりで作られた昔なつかしい線香花火です。関西から伝わる際、関東地方では米作りが少なく紙すきが盛んだったため、ワラの代用品として色あざやかな和紙のこよりに火薬を包んで作られました。この長手牡丹が関東地方を中心に親しまれ、その後、一般的な線香花火として全国に広がっていきました。
持ち方にも違いがあり、スボ手(関西)は斜め上45度に、長手(関東)は斜め下45度に持つと、火玉の持ちがいいらしいです。
目まぐるしく表情を変え、 儚く消えゆく線香花火。
その燃え方には、段階ごとに「蕾」「牡丹」「松葉」「散り菊」と名前がついています。
奥が深いですね。
小さい中にも起承転結のドラマがある線香花火。
あなたもこの夏、童心に帰って楽しんでみては如何ですか。
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