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大谷山荘のお知らせ・ブログ
天体ドームから「星空だより」
更新 : 2011/1/6 19:43
1月から2月にかけての宵、南の中天に他のどの星よりも強く青白い光を放っている星があります。
おおいぬ座の口元で輝くこの星シリウスは、ギリシャ語で「焼き焦がすもの」「光輝くもの」という意味を持ち、オリオン座のペテルギウス(赤色)、こいぬ座のプロキオン(淡黄色)とともに、冬の大三角形を形成しています。
シリウスは、実視では−1.5等級という全恒星の中で最も明るい星ですが、それは地球からの距離が8.6光年と比較的近いためで絶対等級では+1等級となります。
これに比してお隣のオリオン座右下で青白い光を放つリゲル(800光年)は、実視等級では+0.1等級とシリウスには及びませんが、絶対等級は-7等級となり、全恒星の中でもトップクラスに入ります。
なお、太陽(地球との距離1憶5千万km)は実視等級-27、絶対等級+4と、宇宙の中では平凡な質量を持った星です。
※実視等級・・見かけ上の明るさ
※絶対等級・・全ての星を32.6光年の距離に置いたと仮定した場合の明るさ
※星の明るさは1等級違うごとに2.5倍の差になる。
※星の明るさは距離の2乗に反比例する。
当館8階にございます天体ドームに是非ご覧にお越しくださいませ。
(ご宿泊者無料/事前予約制)
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