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鴨川シーワールドホテルのお知らせ・ブログ
「絶滅危惧種・シャープゲンゴロウモドキ」開催
更新 : 2011/7/21 14:46
絶滅危惧種・シャープゲンゴロウモドキの特別展示を開催します。
シャープゲンゴロウモドキは体長3cmほどになる大型のゲンゴロウの仲間で、かつては水田などでふつうに見られましたが、生息環境の消失や悪化によって激減し、一時は絶滅したものと考えていました。1980年代に千葉県で再発見されましたが、現在でも関東地方では房総半島の一部でしか生息が確認されていない希少種です。
鴨川シーワールドでは、千葉県の依頼により昨年からシャープゲンゴロウモドキの飼育下での保護増殖を行っており、今年は100匹をこえる新成虫が羽化し、その一部を展示することにしました。
今回の展示をとおして、ふだん見ることができないシャープゲンゴロウモドキを知っていただき、生息地の保全につながることを期待しています。
【展示の概要】
タイトル:絶滅危惧種・シャープゲンゴロウモドキ
展示期間:平成23年7月23日 (土)〜9月4日(日)
場 所:エコ・アクアローム内特別展示水槽
展示生物:シャープゲンゴロウモドキ30点
【シャープゲンゴロウモドキについて】
ゲンゴロウ科ゲンゴロウモドキ属に属する大型のゲンゴロウ。1984年に千葉県で再発見されて以降、日本海側の数県と房総半島の一部でしか生息が確認されていない希少種。
これまでも環境省レッドリスト(絶滅危惧T類)や千葉県レッドリスト(最重要保護動物)に指定されていたが、本年4月1日に「種の保存法」にもとづき、「国内希少野生動植物種」に指定され、保護されるようになった。