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鴨川シーワールドホテルのお知らせ・ブログ
房総の伝統捕鯨
更新 : 2012/6/8 19:37
みなさんこんにちは。
暑さを感じる頃となりました。水分は、こまめに補給して下さい。
今日は、南房総に古くから伝わる伝統捕鯨と鯨の解体のお話だよ。
南房総市和田町は日本に4ケ所ある捕鯨基地のひとつ。 黒潮流れる太平洋の豊かな漁場を持つ南房総では、和歌山県太地町同様、400年もの長い間、鯨捕りが行われてきました。以外と知られていないようですが、シーシェパードの妨害船問題が騒がれている「調査捕鯨」とは別に、「小型捕鯨」というものが日本では行われています。
☆小型捕鯨はね。
小型(48トン未満)の捕鯨船を使い、日帰りで帰れるくらい基地から近いところを漁場とするもの。
捕獲するクジラの種類や数が厳しく規制され現在の基地は、和歌山県太地町、千葉県和田町、宮城県牡鹿町(鮎川)、北海道網走市の4ケ所。
千葉で獲るクジラは “ツチクジラ”。 長く突き出た口はイルカを思い浮かべさせます。
和田漁港のはずれに、捕鯨会社の鯨解体場がありクジラが水揚げされると、解体作業が見られるよ。7〜8月の漁期には26頭のツチクジラが捕獲・解体されています。
大きなくじらは「解剖屋さん」と呼ばれる解体の専門家が、幅広い長さ50cmもある長刀のような大きな包丁を一気にふるって解剖します。
鯨肉は、様々に加工され中でも鯨肉を醤油や塩をベースにした秘伝のたれに漬け込み天日干しにした「クジラのタレ」はビールのつまみに絶品です。町内には鯨料理を提供する店も数多くあります。ぜひ一度味わってみてください。
クジラの解体の見学は、前日の昼間漁をして、だいたい朝5時頃から和田町の港の解体場で行う場合が多いとの事。解体の日程は、漁の結果によりますので前日まで分かりません。夕方近くになれば船からの連絡が入り、次の日の何時から解体するという事が分かるようです。
お問合わせ:外房捕鯨株式会社
住 所 :千葉県南房総市和田町仁我浦958
T e l:04−7047―3211
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