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日本でコーヒー?
更新 : 2010/8/18 16:45
コーヒーは、通常コーヒーベルト(赤道を挟んで南緯北緯25度以内)で栽培されていますが、母島(北緯26.5度)で栽培されているのです。暖流の黒潮の影響をうける温暖な海洋性気候にある小笠原諸島だからこそ、 コーヒーベルトの外にあってもコーヒー栽培に十分な気象条件をもっているのです。
小笠原諸島におけるコーヒー栽培は、明治11年(1878年)にインドネシアジャワ島からコーヒー苗を移植することから始まりましたが、小笠原でのコーヒー栽培は定着しませんでした。小笠原島史によると、明治39年には「収益面でサトウキビに劣ることからコーヒー栽培をする者はなく、放置されている」と記録されています。
小笠原にコーヒー苗が移植され100年以上経った今、 産業とまではいかないものの、特産化された作物として再びコーヒー栽培に取り組む農家が増えてきました。
皆様も、ぜひ一度とり寄せて見てはいかがですか?
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