カタクリの写真を撮ろうと、一歩足を踏み入れると
花は咲いていないけれども、小さな葉っぱがあちこちに生えています。

うっかり見落とすところでしたが、これは全部カタクリの葉です。
カタクリは種から球根になり花が咲くまでに、なんと8年もかかるのです！

アフガニスタンの野生のチューリップも球根になって咲くまで8年かかると言っていました。
しかもカタクリは8年かかるだけでなく、
毎年、毎年1cmずつ種は自分で地中に潜っていくという話です。
アリに持っていかれたり、獣に食べられたり、カタクリにも色々あるので。

1枚葉から2枚葉になったとき、開花します。
それまでは、せっせ、せっせと光合成に勤しみます。
8年も。
その後も光合成はします。春だけ。夏は見かけないので多分枯れているのでしょう。
まさにSpring ephemeral（春の儚いもの）です。

カタクリの花は一つ二つ見ただけでも、嬉しくなる花ですが
群生地をみたら一体何年かかったのか！と貴重な群生地に感慨もひとしお。

たむらのお庭もいつか群生地になるといいですね。

20170407
四万温泉四万たむら　よりみちよ

目指せ！カタクリの群生地