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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
今日の豆☆マメ知識“卯の花くたし”って知ってる?
更新 : 2010/5/18 19:31
愛媛県の天気予報は今日から数日雨模様のようですよ。
ちなみに5月〜6月上旬にかけ、シトシトと長く降り続く雨を別名「卯の花くたし」というそうです。
天気予報の解説などで聞いたことがありますか?
ちょっと頭の中に?マークが浮かんでしまいそうな言葉ですが意味を知ると思わず納得!
「卯の花くたし」とは、「白い卯の花をくたす(腐らせてしまう)ほどの長い雨」という意味。
卯の花は日本全国に見られる白い花で、5月・6月頃に咲きます。
「くたし」というのは、物を腐らせることを意味する、古語の動詞「くたす(腐す)」からきているそうです。
ちなみに、「朽ちる」と「くたす」には密接なつながりがあり、「朽ちる」が物自身が腐って形を失うことに対し、「くたす」は何かが他の物を腐らせて形を失わせるという意味だそうです。
また、「卯の花くたし」という言葉は、奈良時代に編集された日本最古の歌集『万葉集』に載っているほど昔に作られたみたいです。
今頃降る雨を「卯の花くたし」といい、曇り空を「卯の花ぐもり」とも言うそうですよ。
昔の人は情緒溢れる言葉を作るのが上手ですね。