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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
奥道後マスコット『森の妖精ぐりん森夢』誕生物語@
更新 : 2010/9/16 16:44
☆奥道後オリジナルマスコット『森の妖精ぐりん森夢』には、こんな誕生ストーリーがございます☆
夏の森の夜空、きらめく満天の星が今にも降ってきそうな、静かな、静かな夜でした。
天の川のもっとむこうの、遥か銀河のかなたから、銀色のきらきらと光る小さな光たちを引きつれた、一筋の星が流れてきて、この静かな森の奥ふかくにそっと消えてゆきました。
やがて、森のいきものたちが静かに見守る中、真夏の森の奥深くに、青く輝く、小さな小さな、森の妖精が生まれました。
誰も知らない、真夏の夜の出来事でした。
岩清水と森に囲まれた自然の中で、森の生きものたちと小さな森の妖精の楽しい月日が流れました。
冬のしんしんと底冷えのする、森の妖精の光も凍えそうなある日、森のすそ野の切り株に、大きな大きな男が、かたわらに大きなステッキを携え、どっしりと腰をおろし、じっと森の中の消えそうな小さな光をながめていました。
誰も知らない真夏の夜の出来事を、この大きな男は知っているようでした。
「オキナ」と呼ばれたこの男は夏の頃からずっとこの森を訪れ、森に生まれた、小さな妖精を見守り続けていました。
つづく・・・