宿番号:324814
奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
気品と格式漂う別世界 〜坪中川〜
更新 : 2013/9/27 12:56
ホテル奥道後本館の7階連絡通路を渡ると、そこには『三軒茶家』といわれる別世界が広がっています。
今回は、その三軒茶家のひとつ『坪中川』をご紹介('-'*)
『坪中川』は、東京赤坂の料亭『中川』を昭和58年に解体、移築したものです。
時代の流れで廃業することになったのを惜しまれた奥道後の創設者・坪内翁は、女将・中川潮子様の相談のもと、歴史をここに温存することとなり、初代女将・中川とり様の“中川”と坪内翁の“坪”を付けて『坪中川』としました。
前庭は、足立美術館創設者の足立全康氏の手による純日本庭園で、この庭園を望んで数名以下、10名、20名前後と人数に合わせて3室で大切なお客様の接待にご利用いただいています。
〜寄贈品について一部ご紹介〜
坪中川の奥の席には、騎兵の父とも呼ばれている秋山好古氏直筆の“至誠動天”の書、二階には小説家であり随筆家、そして和尚としてまさに破天荒な人生を歩まれた今東光氏が、昭和50年12月に来奥されたときに、宴席の襖が無地なのを見て、「寂しいから一筆走らそう」と、襖に直筆の書として残された“酒泛杯中玉 香浮紙上烟”“止観明静 前代未聞”の書を今では屏風にして飾っています。
会席料理でご宿泊のお客様のお食事会場としてもご利用できますので、ぜひ一度お越しくださいませ。
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