宿番号:324814
奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
松山の歴史巡りPart2「伊佐爾波神社」編
更新 : 2021/9/25 20:09
道後温泉駅を背にからくり時計のある放生園の方へ
目をやると道の先に長い石段が見えます。
この長い石段を登り切ると目に飛び込んでくる
鮮やかな朱色の神社が「伊佐爾波(いさにわ)神社」です。
仲哀天皇・神功皇后が御来湯の際の行宮跡に建てられたといわれ、
平安時代に編纂された※延喜式に記載されている古社で、
「湯月八幡(はちまん)宮」や「道後八幡」と称された時期もありました。
現在の御社殿は江戸時代に入り江戸城で弓の競射を命じられた
松山藩主松平定長公が八幡様に必中を祈願し、
それが成就したお礼に建て替えられたもので、
京都の石清水八幡宮を模して寛文7年(1667年)に造営されました。
大分の宇佐神宮と並び全国に三例しかない整った八幡造りの社殿で、
昭和31年6月本殿が国の重要文化財に指定、
昭和42年6月全体が追加指定を受けました。
「日本三大八幡造」と言われています。
社殿の回廊を歩くことも可能で、
柱や梁の美しい装飾を間近に見ることが出来ます。
高台になっているので眼下に道後の街並みや
遠くに松山城などを眺める事もできます。
また、神社まで続く階段は、急傾斜となっている為、
散策する際は、歩きやすい靴がオススメです。
安産・厄除け・心願成就・縁結び・学業成就などの
ご利益がありますので、人生の節目に参拝して
気を引き締めてみてはいかがでしょうか!
※「延喜式 えんぎしき」… 平安時代の法令集。 50巻。
住所:〒790-0838愛媛県松山市桜谷町173
アクセス:道後温泉駅から駅前の坂道を上り徒歩約5分。
電話番号:089-947-7447
営業時間:祈祷・朱印:9時〜17時、授与所:9時〜18時
定休日:年中無休