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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
俳句の聖地「愛媛・松山」の句碑を紹介!Part2
更新 : 2022/1/22 17:34
正岡子規の生まれた「愛媛・松山」は俳句の聖地とも言われ
沢山の『句碑』(俳句を刻んだ石碑)があります。
愛媛県内にある句碑の数はなんと1000以上!
そんな私達の身近に数多くある句碑の中から、
厳選した句碑を紹介しておりますが、
今回は「平和通り」にある句碑を紹介いたします。
「古町より外側に古し梅の花
(こまちよりとがわにふりしうめのはな)」
こちらは、正岡子規の明治25年の作品です。
松山は藩政時代の初め、まちの西部「古町(こまち)」に
商業地が作られました。
初代藩主・加藤嘉明(かとうよしあき)は職人や商人に
住居や経営上の便宜をはかり、地祖免除の恩典を
与え発展に力を注きましたが、長い時間の経過とともに
次第に「外側(とがわ)」と呼ばれる現在の大街道から
銀天街の方に賑わいは移っていきました。
子規は古町駅から列車に乗り、外側へ向かう車窓から梅の花を見て
その木が老木であったことを写生的に詠んだものと思われます。
この句碑が設置されている「平和通り」には、
他にも松山城や城下周辺に縁のある俳句を
刻んだ句碑が点在しています。
俳句に興味のある方や、松山城周辺へ観光に行かれる方は
句碑を見て松山の歴史と文化を感じてみてはいかがでしょうか?