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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
四国八十八ヶ所をご紹介「第45番札所 岩屋寺」
更新 : 2022/2/22 14:39
お遍路さんで有名な四国八十八ヶ所霊場をご紹介★
愛媛には26の札所がございます。
今回は愛媛県にある6つめ45番札所「岩屋寺」をご紹介致します。
■第45番札所 海岸山 岩屋寺(かいがんざん いわやじ)
岩屋寺の歴史・由来
標高700m。奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるように
堂宇がたたずむ典型的な山岳霊場。神仙境をおもわせる境内は、
むかしから修験者が修行の場としていたようで、
さまざまな伝承が残されています。
弘法大師がこの霊地を訪ねたのは弘仁6年とされており
そのころすでに土佐の女性が岩窟に籠るなどして、
法華三昧を成就、空中を自在に飛行できる神通力を身につけ、
法華仙人と称していました。仙人は、大師の修法に篤く帰依し、
全山を献上しました。大師は木造と石造の不動明王像を刻み、
木像は本尊として本堂に安置し、また、石像を奥の院の秘仏として
岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をなされました。
一遍上人が鎌倉時代の中期にこの古刹で参籠・修行したことは、
『一遍聖絵』にも描かれております。
いつの頃からか、四十四番大寶寺の奥の院とされていましたが、
明治7年に第一世の住職が晋山した後、同31年(1898)に仁王門と
虚空蔵堂をのこし諸史料ともども全山を焼失しました。
大正9年に本堂より一回り大きい大師堂を再建、
その後、昭和2年に本堂、同9年に山門、27年鐘楼を復興、
宿坊遍照閣は38年、逼割不動堂・白山権現堂は
同53年にそれぞれ建立されています。
岩屋寺の見どころ
穴禅定・道開き不動・逼割禅定(奥の院・大師堂奥の山道を辿る。)
・鈴の音山河(お遍路さんをさわやかに歌ったうた。現住職が作詞・作曲。)
・七鳥(三宝鳥、慈悲心鳥、慈悲声鳥、鼓鳥、鈴鳥、笛鳥、鉦鼓鳥。)
・初めて発見された植物(イヨクジャク、イワヤシダ、イワヤスゲなどがある。)
所在地 〒791-1511 愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468
電話 0892-57-0417