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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
四国八十八ヶ所をご紹介「第46番札所 浄瑠璃寺」
更新 : 2022/4/12 18:23
お遍路さんで有名な四国八十八ヶ所霊場をご紹介★
愛媛には26の札所がございます。
今回は愛媛県にある7つめ、45番「岩屋寺」から車で約1時間
の46番札所「浄瑠璃寺」をご紹介致します。
■第46番札所 医王山 養珠院 浄瑠璃寺
(いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)
■浄瑠璃寺の歴史・由来
浄瑠璃寺は松山市内八ヶ寺の打ち始めの霊場で
参道入口の石段左に「永き日や衛門三郎浄るり寺」と彫られた
正岡子規の句碑があり、お遍路さんを迎えてくれます。
このあたりは遍路の元祖といわれる右衛門三郎の
ふる里として知られています。
縁起を辿ってみると、行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、
和銅元年に布教のためにこの地を訪れ、仏法を修行する適地として
伽藍を建立したそうです。白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、
脇侍に日光・月光菩薩と、眷属として十二神将を彫造して安置されました。
寺名は薬師如来がおられる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とし、
山号もまた医王如来に因んでいます。
約百年後の大同2年(807)、唐から帰朝した弘法大師がこの寺にとどまり、
荒廃していた伽藍を修復し、四国霊場の一寺となりました。
江戸時代の正徳5年(1715)に山火事で本尊と脇侍をのぞいて
ほとんどの寺宝、伽藍を焼失しましたが、70年後の天明5年(1785)、
地元の庄屋から住職になった僧・堯音が復興に尽力。
堯音は、托鉢をしながら全国を行脚してその浄財で
現在の本堂その他の諸堂を再興しています。
■見どころ
仏手・仏足石の寺
境内にそびえる樹齢約1,000年のイブキビャクシンの大木の下に
安置されています。延命、豊作にご利益があるとして信仰を集めています。
樹高約20メートルのイブキビャクシンは弘法大師が加持したものといわれ
松山市の天然記念物に指定されています。
所在地:〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町282
電話:089-963-0279
駐車場:あり(無料)