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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
リンクリノベーション【奥道後歴史記念館】
更新 : 2023/6/13 20:34
奥道後歴史記念館は、5年前に創設した坪内寿夫記念館を
さらに分かりやすく、見応えのある歴史館へリノベーションしました。
「娯楽こそが人に明るさを与えうる」そんな坪内寿夫氏の思いや、
館を設計された根津耕一郎氏の代表建築としての貴重性等も伝わりやすいように
時系列でカテゴリー分けしてあります。
最も難度の高かった標高668mの杉立山山頂から「勝田主計立像(伊藤五百亀作品)」
高さ2.8m、重さ600kgの銅製のを記念館まで下ろしてくるという作業も
何とか無事に終えました。
この像は、県人で初めて大臣を務めた勝田主計(しょうだ・かずえ)の
生誕100年を記念して作られた銅像で、以前は奥道後ロープウェイ山頂広場にあり
山頂ビアガーデンやちびっこアスレチックで賑わう山頂から松山市内を
見守っておりました。
奥道後ロープウェイが運休となって以降は誰も訪れる事のない山頂に残されて
おりましたが、このたびのリノベーションで記念館に移設することが叶いました。
■勝田主計(しょうだ・かずえ、1869〜1948年)■
松山市御宝町生まれの旧制松山中学校・旧制第一高等学校・
東京帝国大学を経て大蔵省に入省。政治家に転身後の1916年、
寺内内閣で大蔵大臣に就任した。24年にも大蔵大臣に就き、
関東大震災後の復興などに当たった。
正岡子規とは少年時代からの友人で勧められ常盤会寄宿舎の句会に参加。
以後俳句作りに没頭、3万2000句に達した。
新たに整えた奥道後歴史記念館、
それぞれの旅の愉しみに加えていただければ幸いです。
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