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奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
四国八十八ヶ所【2024年】四年に一度の逆打ちの年
更新 : 2024/1/30 19:38
不定期で四国八十八ヶ所のお寺を紹介しておりますが、
今年は四年に一度の逆打ちの年。ということで
巡り方の順番「順打ち」「逆打ち」についてご紹介いたします。
お遍路の巡り方にはルールはなく、どこから始めてどこで終わってもよいのですが、
札所の番号の順番で巡るのが一般的な巡拝方法として知られています。
順番通り巡ることを「順打ち」、逆から巡るのを「逆打ち」と呼びます。
また、それらの方法で1回で巡りきるのを「通し打ち」、
何回かに分けて巡るのを「区切り打ち」と呼びます。
■順打ち
四国のお遍路は、1番から88番まで番号が決まっています。
この番号通りに巡ることを「順打ち」といいます。
徳島にある1番札所から始まり、香川の大窪寺までの88番札所まで巡ります。
昔は四国にくる交通手段が船しかなかったため、鳴門に到着した巡拝者の多くが
順打ちでお遍路を巡りました。現在でもこの巡り方がメジャーです。
上に書いた通り、1回で巡りきる「通し打ち」と
分けて巡る「区切り打ち」があります、
区切り方も国(県)ごとに区切ったり、キリのよいところで
区切るなどさまざまです。
■逆打ち
88番からスタートして1番へと巡るのが逆打ちです。
逆打ちは順打ちの3倍のご利益があると言われています。
弘法大師は今でも88ヶ所を順打ちで巡ってるという伝説があり、
逆打ちで回るとかならずどこかで弘法大師とすれ違うことができる、
と言い伝えられています。
また、うるう年は逆打ちの年とされていて、逆打ちで巡る人が多くなります。
お遍路参りを検討されている方は、ぜひ「うるう年」の今年
逆打ち巡礼されてみてはいかがでしょうか。
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