宿番号:324814
奥道後 壱湯の守のお知らせ・ブログ
園内散策道ご紹介〜湧ヶ淵の伝説〜
更新 : 2024/4/3 9:24
桜も開花し、少しずつ園内も春の装いへと彩りを増しております。
期間限定で、園内の湧ケ淵(百雷の滝:ひゃくらいのたき)まで
散策頂けるようになりましたので、この機会に朝の散歩など、
ご利用されてみてはいかがでしょうか?
20分程度で往復可能です。
玄関から徒歩1分の赤い門から坂道を下って園内へ。
散歩道では竹林や滝などをお楽しみいただけます。
■期間:2024年3月23日(土)〜6月30日(日)
■時間:6:00〜18:00
※注意事項
足元の悪い場所も多く、季節によっては虫や動物と遭遇することもございます。
十分注意して散策ください。
散策中に発生した事故やケガに関しては当館で一切責任を負いかねます。
お子様から目を離さず、休憩しながらご利用いただくことをおすすめいたします。
■湧ケ淵【わきがふち】の伝説■
石手川の上流にある奇岩の多い美しい渓谷で、
大蛇にまつわる伝承が残されております。
この淵に大蛇が棲み夜な夜な美女に化身して通行人をたぶらかしては、
蒼く澄んだ渕に誘いこみ命を奪うなどの害をおよぼしたと云う。
そこで、湯山菊ヶ森城主三好長門守秀吉の長男蔵人三郎秀勝が
一夜ひそかに淵のほとりに潜んで突如水上に現れた美女めがけて
鉄砲を打ち込んだところ、天地も崩れんばかりの鳴動と共に渕の水は渦を巻き、
その中にのたうち廻る大蛇の姿が見えた。
翌朝、果たして大蛇の死骸が浮かび血の川の流れは三日三晩つづいたという。
それ以来怪しい美女は二度と現れなかった。
その大蛇退治のおかげか、今渕は平和で静かな日々が続いております。
遠い昔に思いを馳せながら、「湧ヶ淵」散策のひとときをお楽しみください。
深い淵と清らかな流れがお待ちしています。
また、この大蛇の頭骨と文献はその後、三好家に代々伝えられておりましたが、
奥道後開発事業が進むにつれて三好家よりこれを譲り受け、
奥道後温泉の竜姫宮に神棚を設け供養されております。