宿番号:325272
山の奥の桃源郷
更新 : 2020/3/30 18:18
世の中は世界的にウィルスの被害が拡大しており、先の見えない不安と日々の感染状況のニュースが暗い影を落としています。
毎年この時期は、新しくなにかをはじめたり、生活が変わる節目でもあり、それを応援するかのように自然の中では新芽が芽吹き、蕾が花を咲かせ、気持ちを穏やかにしてくれるはずなのに、今は気持ちに余裕すらなくなってきているような気がします。
雨女の私の休日は高確率で天気がぐずぐずしているのですが、この日は朝から晴れ!
ならば、と車を西へ走らせ、仁淀川の支流沿いから途中川を渡れば、今度は木々の生い茂る山道をひたすら車で駆け上り、本当にこの道なのか…と不安になるくらい走った先にそれはありました。
場所は仁淀川町上久喜地区。
その昔、ひとりのおじいちゃんが毎年苗木を少しずつ植え増やし、今の「桃源郷」ができたと聞いた事があります。
どんなに苦しくても、辛くても、花は毎年花を咲かせ、人の心を和ませてくれる。
もしかしたらおじいちゃんは、それを願いながらひとつひとつ植え育てられたのかもしれませんね。